腰痛を予防するトレーニング方法を教えてください

腰痛の原因は、腰そのものが悪いというより、腰にかかり過ぎる負担が原因です。
腰にかかる負担を軽減することが腰痛予防となります。

例えば『反り腰』が腰痛の原因になると言われているのは、その姿勢が腰へ負担をかける姿勢だからですよね。
腹筋が弱くてお腹を突き出す反り腰姿勢になっているなら、腹筋を鍛えることが腰痛予防となります。

つまり『腰痛=腰が悪い』ではないという前提を知っておくことが大切です。
この前提で考えていくと
①日常生活の偏った身体の使い方で腰に負担をかけている
②筋肉のバランスが悪いために姿勢崩れを起こして腰に負担をかけている
この2つのいずれか、もしくはどちらも原因として考えられます。

いくらトレーニングで鍛えても、日常の偏った使い方による負担が変わらなくては腰痛は改善しません。
日常生活の負担を変えるには、デスクワークなら椅子や机の高さ、PCの向き、休憩時間をこまめにとるなど。
調理のお仕事なら、キッチンに立つ際の足を開いてみるとか、足台に片足を載せて腰への負担を軽減するなども具体的な対策でしょう。

日常生活の見直しや工夫をした上で、腰への負担がかからない身体作りに取り組むと良いでしょう。
そして、身体作りにおいても考え方は同様です。
今のあなたの生活習慣が腰痛を引き起こす筋肉のバランスを作り上げています。
それなら、普段の日常とは違う動きや刺激を身体に入れてみてはいかがでしょうか。

人間は二つ足動物ですが、赤ちゃんの頃はハイハイの四つ足からスタートしています。
二つ足で生活する日常を簡単に変えるには四つ足運動による刺激がオススメです。

腰痛予防の運動で有名な『プランク』も手足4つの支点で身体を支える運動ですよね。
赤ちゃんの頃を思い出して、または進化の過程を最初からやり直すイメージで四つ足運動に取り組むこと(笑)
重力という負荷に対して、全身を使って抗う運動を行うと、普段使っていなかった筋肉が目覚めて、二つ足でも腰に負担がかからない合理的な姿勢を取り戻せると思いますよ。

プランク運動

ダイアゴナルトレーニング