立ち上がる時に腰が痛むのは、腸腰筋という筋肉が上手く使えていないことが原因です。
『長く座った状態から立ち上がるときに腰が伸びない』
『寝起きに立ち上がるときに腰が痛い』
といった症状がある方は、腸腰筋のコンディションが良くないことで起きている可能性が高いです。
画像をみてわかるよう腰椎と呼ばれる背骨の前側から股関節にかけて走行している筋肉です。
ももを上げたり、姿勢を真っすぐ立てるインナーマッスルなのですが、この筋肉が縮んで固まっていると、立ち上がる際に股関節と腰が上手く伸びません。
この腸腰筋が固まった状態でいると、腰が強く前側に引っ張られるため、腰へ反る方向へのストレスが強くなり腰痛を起こす原因となります。
この状態で腰を痛めてしまうと、立ち上がりの度に腰へのストレスがかかるので痛みが生じ、その痛みをかばうために腰を伸ばせないということが生じます。
また、就寝時は同じ姿勢で長時間いるため身体の筋肉はこわばりやすく、その中でも腸腰筋は特に固まりやすい傾向にあるため、寝起きは腰が痛くて伸びずらいのです。
腸腰筋について
腸腰筋のストレッチ